年齢を重ねると顔に「年齢」が出てきて本人の了承なく自己主張をするようになる。
シワ..特に目尻。額の横ジワ。笑いジワと年齢からくるシワの違いはその持続性。
肌ツヤや肌色…ある時の衝撃を今でも覚えている。不意に鏡を見たときにドキっとした。
私、こんな顔色していたかしら?これが顔のくすみというもの?お店に行ったときに若い人の顔をついつい見てしまう。
彼女たちの肌は誰しもがとてもきれいなので、ついつい、彼女はすっぴんなの?ファンデーションは何を使っているのかしら?と注文そっちのけでそんなことに考えを働かせてしまう。
ほうれい線…が自分にあるのを自覚する自分が嫌。友人と話をしているときについつい何気にほうれい線チェックをしてしまう。ほうれい線は一番年齢が如実に出るところだから。
毎日、あまり見たくはないけれど(現実逃避)毎朝毎晩鏡に洗顔した後の素顔をじっと近づける。
私の顔に出てきた「年齢」は、決して素敵な雑誌に出てくるような「年齢とともににじみ出る美しさ」ではなく、もしくはフランスの女優さんのおっしゃる「しみも私のチャームポイント」「人生の一部」という言葉でもでもなく、私の言葉で言えば「良くも悪くも今の私」というのがぴったり。素直な気持ち。
そしてこの顔とどうやって付き合っていくのか。
「年相応」という言葉が大好きなら歳を取っても昔と全く変わらぬお手入れを。歳を取れば取るほど自己主張が激しくなる。それを受け入れる覚悟があるなら。
しかし、少しでも「今の自分」を愛する気持ちがあれば、自分をいたわる気持ちでシワに、お肌に、ほうれい線に、それぞれに特化したお手入れをしてあげたほうが、年齢を重ねた分、時間をかけて自分の顔と向き合っていく。
それでたどり着いたのが
セシュレル。これなら、ちょっと頑張れそう。
これからも、自分の顔に勝手に出てきて自己主張する輩と少しは折り合いつけてやっていけるのではと、ふとそんなことを思いつつ、今日も鏡の前の素顔を見つめる。今日の私はどうかしら。